クリニックブログ

令和7年度 予防接種について

カテゴリー:内科全般| 2025.05.15

【予防接種で健康を守りましょう】

~帯状疱疹、子宮頸がん、高齢者肺炎球菌、B型肝炎ワクチンのご案内~

 

こんにちは。水谷内科クリニックです。

当院では、各種ワクチンを実施しております。今回は、宝塚市で新たに始まった定期接種や、現在も継続中のワクチンについてご紹介します。

 

予防接種で病気を防ぎましょう!

ワクチンは、重い感染症を未然に防ぐためにとても重要です。

「かかってから治療する」のではなく、「かからないように備える」ことが、これからの健康管理の基本になっています。

年齢やライフスタイルに合わせた予防接種を受けることで、ご自身はもちろん、ご家族や周りの大切な人たちも守ることができます。

ぜひこの機会に、予防接種について考えてみませんか?

 

当院で接種できるワクチン一覧です!

 

■帯状疱疹ワクチン「シングリックス®」【定期接種・任意接種】

宝塚市では、R7年度4月より帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まりました。

・帯状疱疹は、免疫力が低下した際に発症しやすく、強い痛みを伴うことがある疾患です。

帯状疱疹ワクチンには、生ワクチン、不活化ワクチンがありますが、当院は効果の高い不活化ワクチン(シングリックス®)のみ取り扱っています。

・不活化ワクチン(シングリックス®)は2回接種が必要です。2回目は2か月以上6カ月後までの間隔で接種する必要があります。

〈定期接種の対象者〉

  • 2026年4月1日時点で65歳の方
  • 2026年4月1日時点で70、75、80、85、90、95、100歳以上の方
  • 接種時点で60~65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能障害を有する人で、身体障害者手帳1級の認定を受けている方

→自己負担額11000円/回

〈任意接種助成金の対象者〉

  • 接種時に満50歳以上、かつ令和8年3月31日時点で60歳以下の方(定期接種対象者以外)はこれまで通り任意接種の助成が受けられます。

→4000円/回の助成あり(助成は1回のみです)

※接種対象者や申請方法など、詳しい情報は宝塚市のホームページに掲載されています。接種ご希望の方は、

ご確認ください。

 

子宮頸がんワクチン「シルガード9®」【定期接種】

宝塚市では、子宮頸がんワクチン(シルガード9®)のキャッチアップ接種が引き続き行われています。

・若い女性を中心に接種が推奨されるワクチンです。

・対象は小学6年生~高校1年生の女子です。キャッチアップ接種の新規受付は終了しましたが、2025年3月までに1回目を終了している方は、2026年3月末まで公費(無料)の対象となります。

・初回接種時の年齢に応じて、2回または3回接種が必要です。

・接種スケジュールをご確認の上、早めに接種することをお勧めします。

※母子手帳が必要になりますので、必ずご持参ください。

・定期接種の機会を逃してしまった方は、任意で接種することも可能です。

 

■高齢者肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP®」【定期接種】

・高齢者の重症肺炎を防ぐため、宝塚市の定期接種対象者に肺炎球菌ワクチンを接種しています。

・対象は、宝塚市に住民票のある65歳の方(65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで)です。また、60~64歳の方で、心臓、腎臓、著しい呼吸器の機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害により身体障害者1級を持っている方も対象です。

→自己負担額4000円

※高齢者肺炎球菌定期予防接種券が必要となりますので、ご持参お願いします。

 

■B型肝炎ワクチン「ヘプタバックス®‐Ⅱ」【任意接種】

・血液や体液を介して感染するB型肝炎を予防するためのワクチンも実施しています。

特に、医療従事者や海外渡航者など、B型肝炎の感染のリスクが高い方に推奨されています。

・3回接種が必要です(初回、4週間後、6か月後)

→5500円/回

 

【最後に】

感染症から身を守るためには、予防接種がもっとも効果的な手段のひとつです。

「まだいいかな」と思っている間に、接種のタイミングを逃してしまうこともあります。

健康な今だからこそ、未来の備えをしておきましょう。

 

ご自身に必要なワクチンについて気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

当院では、各種ワクチン接種を事前予約制で行っております。

ご希望の方は、早めにお問い合わせください。